くらし情報『“地獄を見た”安達祐実、「子役ジンクス」を打ち払った“生々しい演技”の凄み』

“地獄を見た”安達祐実、「子役ジンクス」を打ち払った“生々しい演技”の凄み

2018年4月12日 08:40
 

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苦しみの20代を糧とし、“大人の女優”として注目作にも多数出演する安達祐実 (C)ORICON NewS inc.

苦しみの20代を糧とし、“大人の女優”として注目作にも多数出演する安達祐実(C)ORICON NewS inc.


1月に日曜劇場『99.9』(TBS系)の第3話が放送された際、事件の目撃者役を演じた女優・安達祐実の演技がスゴイ!とネットで話題になった。かつて子役として一世を風靡しながら、その後は子役イメージからの脱却に苦しんだ安達。しかし、昨今は苦しみの20代を糧とし“大人の女優”として注目作にも多数出演。確かな存在感を提示している。“地獄を見た”彼女の女優としての転機は? ファッションアイコンとしても注目される安達の新たな魅力とは?

■“上昇志向”の強い母との二人三脚でデビュー国民的人気子役ゆえの“呪縛”も

安達のモデルデビューは2歳、舞台は子育て雑誌だった。1991年には「ハウス食品・カリー工房」のCMに出演し、「具が大きい」のフレーズが流行語にもなった。そして12歳のときに主演した『家なき子』(日本テレビ系)が最高視聴率37.2%を記録するというお化けドラマになり、ヒロイン・すずの劇中セリフ「同情するなら金をくれ!」は新語・流行語大賞を受賞する。

そんな活躍を裏で支えていたのが、母親である安達有里だ。シングルマザーとして家事をこなしつつ、娘の撮影現場にも帯同。安達も「気がついたら芸能界にいた」と語るなど、物心がつく前の子供を芸能界デビューさせるなど上昇志向の強い母親だった。そんな母・有里との二人三脚で“国民的子役”として上りつめたものの、その成功が逆に“呪縛”にもなっていくのである。

■子役からの脱却に失敗し“地獄”を見た20代 母親の破天荒な行動も重なりイメージ暴落!?

10代後半、安達は『週刊プレイボーイ』(集英社)の水着グラビアに挑戦したり、派手目なメイクを施すなど、“大人の女性”へのイメージチェンジを図るが、多くの人気子役たちと同様、子役イメージからの脱却に苦悩する状況が続く。プライベートでは、24歳でお笑いコンビのスピードワゴン井戸田潤と結婚・出産を経験するが、童顔で小柄、しかも子役のイメージが抜けないため、女優として配役の幅はなかなか広がらなかったようだ。

そんな中、マネージャーである母・有里が破天荒な行動を取り始める。2006年にヘアヌード写真集『Myself』を出した後、さらに2年後、今度は全身美容整形手術を受けてヌード写真集『Beauty Smile』を出版。“一卵性母娘”とも言われ、二人で成功を勝ち取ってきただけに、母の自由奔放な行動が安達の仕事に影響を及ぼしたであろうことは疑いない。

さらに、2009年1月には井戸田潤と離婚。同年7月には、母・有里がセクシービデオに出演し世間の話題となる。こうしたゴタゴタ続きの印象がある安達は、仕事面においてその後も苦戦を余儀なくされる。

母の自由奔放な行動も、娘のための話題作りの面もあったかもしれないが、どちらかと言えば世間ではスキャンダルっぽく扱われ、安達のイメージダウンになったことは否めない。また当時は事務所の「4番手、5番手(の役)では出さない」という方針もあったようで、安達のドラマへの露出は減っていくことになる。

■負の経験を糧に、堂々たる濡れ場や鬼気迫る母役でイメージ払拭

そんな逆風の中、30歳を超えた安達は2012年、ドラマ『主に泣いてます』(フジテレビ系)に出演。夫(風間トオル)に愛人(菜々緒)を作られながら、なぜかその愛人をあちこちの方言を混ぜながら罵倒するという妄想癖の強い青山由紀子(通称ゆっこ)役を演じて注目を浴びる。安達自身、配役されたときはマネージャーと一緒に喜び、「破壊力のある役だったし、女優人生の中でターニングポイントになっている」と語っている。実際、このドラマを契機に停滞していた女優活動が再び活性化。脇役ながら重要な役どころをこなしていくようになる。

以後、『十津川警部シリーズ』(TBS系)や『捜査刑事・近松茂道』(テレビ東京系)などの2時間ドラマでも違和感のない“大人の女性”を演じ、2014年には20年ぶりの主演である映画『花宵道中』に出演、堂々たる“濡れ場”さえ見せつけたのである。

もちろん、安達の魅力は“濡れ場”だけではない。2016年に放送された『相棒15』(テレビ朝日系)第7話「フェイク」に出演した際、安達は第2子出産後の初ドラマ出演だったのだが、幸せなプライベートとは真逆の、息子を誘拐・殺害される母親という難しい役どころ。いるはずのない息子の幻影と生活する…という“生々しい”演技に対し、ネットでは「トラウマになる」、「鬼気迫りすぎ」と評されるほどの反響となった。
また、2018年1月から放送された月9ドラマ『海月姫』(フジテレビ系)で見せたオタク女子・ノムさん役では、『99.9』とは真逆のコミカルすぎる演技を見せ、「カワイイ!」「ナイスキャスティングすぎ」とネットで絶賛。演技派女優として“振り幅”を視聴者に印象付けた。ここにきて安達は、これまで自身を苦しめていた“名子役の呪縛”から解き放たれたのである。

■女優としての深みが増す一方、“変わらない”美少女は健在

また、プライベートでも2014年にカメラマンの桑島智輝氏と再婚。桑島氏撮影による写真集『私生活』(2013年/集英社)で“被写体”としても再評価。また、インスタグラムでは、メイクなし、修正なしの“飾らない”生の安達祐実を度々披露。「本当に36歳!?」、「安達祐実が可愛すぎる」などと話題になり、童顔、身長153cmのいつまでも“変わらない”美少女性と、アラフォーというギャップが注目されている。また、いつまでも若々しいファッションと美肌なども女性たちから支持され、今では29万5000人ものフォロワー数を誇る“ファッションリーダー”的なポジションまで獲得しているのである。

安達を子役時代から知っている視聴者にしてみれば、これまで苦労をしてきた道のりを知っており、どこか「見守りたい」「応援したい」という心理が生まれているのかもしれない。さらに、アラフォーになりながらも安達は可愛らしさ、幼さの面影をいまだ残し、「あの頃のまま」の“変わらない魅力”を持ち合わせているのも支持拡大の要因と言えるだろう。

これまでに苦労した人生経験を糧とし、“悲哀”のある役どころでは圧倒的な存在感を放つ女優として評価を確立。芸能界における「子役は大成しない」というジンクスを見事に覆した安達だが、女優として再ブレイクしただけでなく、インスタを利用する今どきの“感度の高い”人たちからも支持されるに至っている点も見逃せない。

今後は“円熟した演技”と“ファッションアイコン”という二軸を武器に、子役時代とは全く異なる“大人の女性”としての活躍を見せてくれるだろう。

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