くらし情報『関ジャニ∞、脱退会見でも結束力と絆みせる【記者コラム】』

関ジャニ∞、脱退会見でも結束力と絆みせる【記者コラム】

2018年4月15日 20:00
 

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安田章大を除いたメンバー6人で会見を行った関ジャニ∞(左から)横山裕、丸山隆平、大倉忠義、渋谷すばる、錦戸亮、村上信五 (C)ORICON NewS inc.

安田章大を除いたメンバー6人で会見を行った関ジャニ∞(左から)横山裕丸山隆平大倉忠義渋谷すばる錦戸亮村上信五(C)ORICON NewS inc.


アイドルグループ脱退会見でここまで強い絆をみせるグループは未だかつてあったのだろうか。関ジャニ∞渋谷すばる(36)が15日、グループからの脱退と12月31日をもってジャニーズ事務所からの退所を発表した。開始から1時間以上にわたった会見ではファンやメンバー、関係者へ何度も謝罪の言葉を口にしながらも「36歳」の一人の男性として今後の人生を見つめ直した時、音楽に真剣に向き合ってきたからこその下した決断だったことが伺えた。そして何度も慰留しながらも、最後は渋谷の気持ちをくんだ6人のメンバーそれぞれの言葉には、大切な仲間への惜別と激励の想い、そして結束力を感じさせた。

最年長でありジャニーズJr.時代から渋谷、そして村上信五(36)と肩を並べることも多かった横山裕(36)。例えば、村上が渋谷との思い出を聞かれ「死ぬわけじゃないですから!」と、くだけた雰囲気になり、ほかのメンバーから笑いが漏れた時もただ一人だけ一文字に口を結んだ。「きょうという日が来ないでほしいという思いでいっぱいでした」と涙しながら絞り出し「すばるにも厳しい道が待っている。僕たちもすばるに負けないよう全力で突っ走っていくので、皆さん、これからもよろしくお願いします」と“長男”として前向きな決意を口にした。

村上は渋谷を「幼なじみ」と表現した。「すばるのいた21年は僕らの21年」と積み重ねてきた日々の重さを実感しつつ「付き合いが長い僕らからすると尊重する以外なかった」。会見では、今後のテレビ出演やライブについてなど代表として話す役割を請け負い、出席した理由にも「今までこれだけ付き合ってきて、口ベタなところも、一人で立ってたら心配なところもありますから。そこは全員でいたほうがいいだろうということで、こういう形をとらせていただきました」と冗談っぽく語りながらも一人の男同士、友情を証明していた。

丸山隆平(34)は「(今後も)メンバーということに代わりはない。すばるくんがいる関ジャニ∞、そうでない関ジャニ∞として進んではいくけど、ファンの方々とは、(このメンバー)みんなといた時間を共有しながら進んでいけたら」と気持ちの整理がつかないファンの気持ちをくむ優しさをみせた。そしてはじめに渋谷から打ち明けられたときを振り返り「好きすぎて何も言えなかった」と柔らかな笑みを浮かべると「夜中に面と向かって話せない部分も文章で送りましたけど、読み返すの恥ずかしいくらい好きさが溢れていたので、何書いたのかも思い出したくないです(笑)。2人だけで共有したいですね」と親密で敬愛に満ちたエピソードを披露した。

どこか緊張感のある冒頭で錦戸亮(33)は「せっかくの日曜日にありがとうございます」と断りを入れて空気を和ませた。「大きい事務所のなかにいて、守られているという状況をわかった上で決めることはすごい決断。だからそこまでの覚悟、自分のやりたいことを見つけたすばるくんの決断を尊重したい。『これで良かったやろ』って証明してくれるような未来をつくってほしい。僕らもすばるくんに『どうや』と言える僕らでいたい」と、さらなる高みを目指していくことを表明した。

大倉忠義(32)は最年少ながら冷静さを持っていた。説得の場でも「関ジャニ∞にいて叶えられない夢なのかとか、疑問に思ったことは全部聞きましたね。海外でやる意味というか、それは日本にいて勉強できるんじゃないかとか」と納得のいくまで話し合ったという。会見に同席した理由も「ファンの方のためを思ってという思いと、やっぱり勝手な決断をしたすばるくんのことを嫌いになれなかったんですね。こういう場に立つのであれば、ちゃんとこういう所で、どういう発言をするのかっていうのを横で聞いていたいなって思った」。

安田章大(33)は自宅で転倒、背中を強打・打撲し医師のすすめで欠席となってしまった。冒頭読み上げられたコメントでは「渋谷の性格を知っている以上、これは彼の背中を押すべきだろうと“音を楽しむこと”を追求してきた渋谷だからこそ、奏でられる音楽がきっとこの先があると思っています。関ジャニ∞を離れても、渋谷の音楽に聞き惚れていけばと送り出したいと思っています」といち“ファン”として応援していく姿勢を示した。

関ジャニ∞の音楽性の帆となるリードボーカルを失いながら3ヶ月後にはドームツアー公演の初日が幕を明けてしまう。「ピンチはチャンス」というにはあまりにも大きすぎる壁だ。だが、渋谷とメンバーとの間に築いてきた友情と絆がそこにあったことは真実。渋谷の夢を尊重し、希望に満ちた言葉で今後の未来が幸せなものになるように、笑顔で、勇気をもって旅立つ渋谷の姿を見送るメンバーに盛大な拍手を送りたい。

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