中村勘九郎&七之助、明治座で8年ぶりの公演、「コロナ禍での悔しさバネに」
お客様に見ていただけなかった、そして芝居が不要不急と言われた悔しさをバネにして、4年半やってまいりましたけれども、それをお返しする本当にいい機会だと思います」と意気込みを示した。
七之助も当時について「本当に職業を変えなくちゃいけないんじゃないかと本気で思いました」とコロナ禍での苦しかった思いを吐露。「まあまだ解決はしてないでしょうけれども、1歩1歩、 皆様の力で進んでいき、こうして明治座に戻ってこられましたこと、本当に嬉しく思います。一生懸命努めます」と語り、来場を呼びかけた。
『明治座十一月花形歌舞伎』は11月2日~26日の開催。昼の部は歌舞伎の様式美が凝縮された『車引』、長谷川伸作の『一本刀土俵入』、女方舞踊の人気作『藤娘』が公演される。夜の部では、義太夫狂言の名作『鎌倉三代記』、早替りが見どころの『お染の七役』など多彩な演目が催される。
イベントには松竹取締役副社長・演劇本部長の山根成之氏、明治座代表取締役社長の三田芳裕氏も登壇した。
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