『第41回浅草芸能大賞』五街道雲助が大賞受賞 奨励賞は神田伯山、新人賞は市川團子
『第41回浅草芸能大賞受賞者(令和6年度)』大賞を受賞した落語家の五街道雲助
台東区芸術文化財団は6日、「浅草芸能大賞選考専門審査委員会」を経て、『第41回浅草芸能大賞受賞者(令和6年度)』を決定し、大賞を落語家の五街道雲助、奨励賞を講談師の神田伯山、新人賞を歌舞伎俳優の市川團子が受賞したことを発表した。
同賞は大衆芸能の奨励と振興を図るため、台東区芸術文化財団が1984年に創設し、東京を中心に活動している芸能人で、過去の実績と最近の活動状況を勘案して贈られるもの。授賞式は2025年3月15日午後5時から東京・浅草公会堂において、浅草名人会、スターの手型顕彰式、受賞者記念公演と併せて行う予定となっている。
■受賞者プロフィール
五街道雲助
1948年3月2日生まれ、東京都墨田区出身。68年2月に十代目金原亭馬生に入門し、前座名「駒七」。72年11月に二ツ目に昇進し「五街道雲助」と改名。81年に真打昇進。古典落語の中でも人情噺、滑稽噺、怪談噺など幅広い演目に取り組むほか、約40席の古典演目を復活させ、後進の継承に尽力している。
弟子には、三代目桃月庵白酒、四代目隅田川馬石、三代目蜃気楼龍玉がいる。