30年前に“衝撃映像”から生まれた歌 神戸出身・山之内すずにとって「唯一無二」校歌より印象的

山之内すず (C)ORICON NewS inc.
俳優・タレントの山之内すず(23)が、13日放送のカンテレ『newsランナー震災30年~守りたい、だから伝える~』(関西ローカル)に出演し、自身にとって校歌より印象的だという歌の誕生エピソードに驚きの表情を見せた。
阪神・淡路大震災から30年。震災後に神戸で生まれ育った山之内が、“当事者”から話を聞いた。訪れたのは、旧神戸市立吾妻小学校を改修した「神戸市生涯学習支援センター コミスタこうべ」。元吾妻小教諭の臼井真さんに出会った。
臼井さんは、神戸育ちなら誰もが知る歌「しあわせ運べるように」を作詞・作曲
した。山之内は「校歌よりも多くの回数歌ったかも」と印象を語り、「合唱曲はいろいろあるけれど、その中でも唯一無二、違う雰囲気を持った曲やなと感じていた」と明かした。
1995年1月17日に震災が発生し、自身も被災した臼井さんが、その2週間後、テレビから流れてきた衝撃的な映像を見て、同曲を「10分」で走り書いたという。
テレビには壊滅した三宮の街が映っていた。「時間を大切にして、生きていかなければいけない」と当時を伝える臼井さんの言葉に、山之内は聞き入った。