フジ・中居問題“当事者”カンテレ社長会見、異例展開 自局記者から「断言できるのか?」と迫られる 社員向けに動画配信も

関西テレビ定例会見に出席した関西テレビ・大多亮社長(C)ORICON NewS inc.
大阪の関西テレビ(カンテレ)はきょう22日午後、大多亮社長の定例会見を行った。中居正広とフジテレビをめぐる一連の問題で、大多社長は渦中の存在。一連の経緯を踏まえ、会見ではカンテレ自社の記者が質問に立つ異例の展開となった。
この問題をめぐっては、1月17日にフジテレビ港浩一社長が、定例会見を前倒しする形で会見を実施。しかし、参加は記者会加盟社やテレビ局の記者に限られ、動画撮影が認められないなど、報道としてのあり方が問われた。
カンテレの定例会見も関西放送記者会が主催するが、今回は、ORICON NEWSなどのウェブメディア、テレビ各局も受け入れた。質疑応答への参加や、動画撮影も可能となった。「拒まず」の姿勢で、出席は27社だった。
大多社長が視聴率実績などの定例報告を冒頭行ったのをのぞき、ほぼ全てこの問題に関する質疑応答。2時間超に及んだ。
この対応について、大多社長は「多くの質問が出るだろうと思っていましたので、私の考えとして、カンテレの社長会見は、聞きたいことがあれば、こういう形が望ましいと思ったということです」