関西テレビ、フジテレビの騒動の影響 30数社からCM差し替えなど依頼 大多亮社長「しっかりと調査進めてほしい」と憂慮示す

フジへの憂慮示した関西テレビ・大多亮社長(C)ORICON NewS inc.
関西テレビ(カンテレ)の大多亮社長は22日、大阪市北区の同局で、定例会見を行った。
大多社長は各番組の視聴率動向や業績について説明。年末年始にかけて放送された『旬感LIVE とれたてっ!』などの番組の視聴率が好調だったと報告した。また、ステーションキャラクターの「ハチエモン」が今年、生誕30周年を迎えることを受け、グッズを含めたIPビジネスに取り組んでいくなど抱負を示した。
質疑応答で、大多社長はフジテレビと中居正広の一連の問題について言及した。系列局であるカンテレに対しても、同局制作でローカルで流れる番組について数社、ネット番組、ローカル、スポット含めると30数社からCMの差し替えや提供表示の中止などの依頼を受けているとの報告がなされた。差し替えなど依頼については「先週の会見の反応を見て、消費者からのクレームが来ている」などの理由があるという。
大多社長は「憂慮している」と述べ、「フジテレビにはちゃんと調査してほしい」と言い、必要とあれば、系列局として苦言を呈する意向も示した。
中居については昨年末に一部週刊誌が、女性とのトラブルがあり高額な示談金で解決していたことを報道。