いつか、わたしの忘れ形見となる、大切なもの。【my lovely simple life in London vol.7】
という思いを込めた、悲しい理由で買う事にした物だ。要するに「曰く付き」というやつである。
小さいものでいいからといって、勧められたサイズよりもワンサイズ小さいピアスを買って帰ったのだけれど、やっぱり家の鏡でみたら小さすぎた。翌日戻ってサイズを変えてもらった。やはりプロのいう事はきく物だなと反省をしたのを覚えている。
担当の男性は、偶然にもポロをされている方で、動物をなくす悲しみという物をよくわかっていた。「今は涙のような真珠だけれど、いつか優しい思い出の真珠となりますよ」と励ましてくださり、しばらく馬の話で盛り上がった。「自馬が欲しいときは、ポロ競技をリタイアした馬がおすすめですよ。いつでも連絡をください」とまで言われた。
3つとも、不思議なことにロンドンに関わりが強い。
正直を言うと、イームズのロッキングチェアーはとても欲しかった。なのでコラボで作ったデザインのファブリックが気に入ってもらえた時点で、思い切って「欲しい」と言って手に入れた。
ルイヴィトンのバッグにしても、古いものをぼろぼろになっても誇りを持って使うイギリス人に慣れているだろうから大丈夫かもと、思い切って「直してほしい」