絵画のような風景、モラヴィア大草原【いろどりのチェコ vol.9】
どうやらこういった田園風景はチェコ人にとって当たり前過ぎて意識したことが無いらしい。 “観光地” としては有名ではないが、誰もが知っているという意味では有名と言えるのかもしれない。
そんなどこにでもある田舎の風景(とチェコ人は思っている)なので、街の観光協会も特にプロモーションはしていなかったのだが、どういうわけかこの場所の映像が数年前に日本のテレビで紹介され、それ以来日本人が時々訪れる様になったので、地元の人も「これ、価値のあるものなんだ?!」と気づいたそうな。
普段の姿 “緑の絨毯”に近い景色
先日、草原付近を自転車で走っていたら、日本から旅行で来られた方々と立て続けに遭遇するということがあった。
知名度が上がったとはいえ、ガイド本には載っていないし、日本から気軽に来られる場所ではなく、全く観光地化されていないチェコの田舎街で日本人を見かけるのは年に一度あるかないかという稀な出来事なので驚いた。
みなさん当然ながら有名な緑色の草原を期待して来られていたので、一面の菜の花畑は予想外だったそうだが、この黄色の海はむしろ貴重。