2011年10月6日 14:59
デジタルシネマの祭典が開催に! 俳優、小橋賢児の監督デビュー作も登場
現在では主流のデジタルでの撮影、制作された映像作品にいち早くフォーカスしたSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2011の開催が近づいた。メインの長編コンペティション部門は81の国と地域から集まった494作品の中から12作品がノミネート。日本勢は俳優の小橋賢児の初監督作品をはじめ将来性豊かな3名の監督が選ばれ、今回各人が取材に応じてくれた。
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まず最初は、『SPINNINGKITE』がノミネートされた加瀬聡監督。フリーの助監督として活躍する一方、自ら映画ワークショップも主催する彼はキャリア豊富な新鋭だ。今回の作品は、まだアクアラインが通る前の木更津を舞台に、人生の岐路に立った若者たちの姿を鮮やかに活写。「千葉と東京の対立構図といった自らが社会に出る前後に抱いていた思いや焦燥感、痛みを1度描きたいと思っていて。その自分の想いをようやく実現できた作品。
世界の作品が集まる国際映画祭で自分の作品がどう受けとめられるのか楽しみ」と語る。
一方、児童養護施設で育った青年と牧師の娘の心の旅を鋭く描く『チルドレン』を手がけたのはまだ25歳の新鋭、武田真悟監督。すでに幾つかの国内映画祭で受賞を果たしている本作は、先日発表された第33回PFFぴあフィルムフェスティバル2011でも映画ファン賞に輝いた。