くらし情報『小津映画の魅力を継承するドラマが明日放映』

2011年10月7日 17:29

小津映画の魅力を継承するドラマが明日放映

小津映画の魅力を継承するドラマが明日放映
本年度モントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリを受賞した映画『わが母の記』の連動企画として製作されたスペシャルドラマ『初秋』が、明日8日(土)15時からTBS系列で全国放映される。

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『初秋』は、井上靖の小説『凍れる樹』を基に、ひとり娘が嫁いだ後、孤独の中で葛藤するひとりの男の姿をじっくりと描いた人間ドラマ。『わが母の記』にも出演する役所広司が主演を務めるほか、中越典子、でんでん、岩松了、キムラ緑子、藤村志保らが出演する。

同じく井上靖の原作を映画化した『わが母の記』が原田眞人監督、役所広司主演で製作されたことから、連動企画として同原作者、監督、主演による映像作品の製作が決定。『わが母…』では“母と息子”の物語が描かれているのと対照的に『初秋』では、役所演じる父と、中越演じる娘の物語が、長野のブドウ畑や、京都市の寺や能楽堂を背景に静謐なタッチで綴られるという。

原田監督は、父娘を題材にしたドラマ『初秋』について「惹かれたのは(小津安二郎監督の)『晩春』や『秋刀魚の味』とすごく似ているところで、そのイメージから脚本を書きました。すばらしい小津映画を少しでも継承できたらと…そんな気持ちをドラマにこめています」

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