くらし情報『山形国際ドキュメンタリー映画祭2011が閉幕。最高賞が決定!』

2011年10月13日 10:30

山形国際ドキュメンタリー映画祭2011が閉幕。最高賞が決定!

山形国際ドキュメンタリー映画祭2011が閉幕。最高賞が決定!
今月6日から開催されてきた<山形国際ドキュメンタリー映画祭2011>が閉幕となり、12日に各賞が発表された。最高賞のロバート&フランシス・フラハティ賞は、イスラエルのルージー・シャツとアディ・バラシュが共同監督で手がけた『密告者とその家族』の手に。審査委員長のアトム・エゴヤン監督は「審査は困難を極めたが最後は全員一致の意見に至った。この作品は、家族、国家、社会の中にあるシビアな境界線を目にみえるものとして表現している。その類まれなる技量に敬意を表したい」と絶賛した。

山形国際ドキュメンタリー映画祭2011 受賞結果

今回、最高賞に輝いた『密告者とその家族』は、密告者であることが周知となり、パレスチナからは裏切り者と追放され、イスラエルからも保護を受けられず、切り捨てられた男とその家族を追った作品。都合により会場に参加できなかった両監督からはコメントが届き、「今も一家は家族でいることで、この困難を乗り越えようとしている。みなさんが一家を温かく見守ってくれたことがなによりうれしい」と喜びを語った。
またアジア映画の新進作家が凌ぎを削ったアジア千波万波の最高賞になる小川紳介賞を受賞したのは中国のグー・タオ監督の『雨果〈ユィグォ〉の休暇』。

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