といい、ワイルドも「撮影前にリハーサル時間がしっかりと用意されていたので、セリフ回しや疑問点を監督と話し合うことができた」と振り返る。さらにラーマンは劇中で華麗なソードアクションを披露。「前作の『パーシー・ジャクソン…』とは剣術のスタイルが違うから、ゼロからやり直しだったんだ。今回の方がはるかにスタントのシークエンスも複雑だしね。不安になることもあったけど、前作をやり遂げた経験が支えになったよ」。
そして、アンダーソン監督がこだわったロケ撮影も“デジタル”では決して再現できない見どころだ。本作では、ルーブルの庭園やロンドン塔、ノートルダム寺院など欧州を横断しながら撮影を敢行。ワイルドは「この物語の時代の人が本当に暮らしていたかもしれない場所で撮影できたことで、役にスッと入っていくのを助けてくれました。
衣装も同じで、たとえばコルセットをつけることで立ち姿や身のこなしが変わる。それはとても大きなことでした」と振り返り、ラーマンも「こういう作品はとても準備が大変という面もある。でも、衣装を着て、ロケ地に立つことで“ひとつのカタチ”ができあがるんだ」と語る。そして、物語のクライマックスを飾るのはVFX技術を駆使した壮大な飛行船バトルで、ラーマンも「この映画を“新しい三銃士”たらしめているのは飛行船だよ!まだ誰も観たことのない空中戦に注目してほしい」