くらし情報『監督が解説。謎に満ちた映画『ミッション:8ミニッツ』を解くカギは?』

2011年10月27日 11:38

監督が解説。謎に満ちた映画『ミッション:8ミニッツ』を解くカギは?

監督が解説。謎に満ちた映画『ミッション:8ミニッツ』を解くカギは?
『月に囚われた男』のダンカン・ジョーンズが監督を、ジェイク・ギレンホールが主演を務めるサスペンス『ミッション:8ミニッツ』が28日(金)に日本公開されるのを前に、ジョーンズ監督が来日し、インタビューに応じた。

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『ミッション:8ミニッツ』は、“乗客の死の8分前”に潜入する装置をあたえられた捜査官コルターが、乗客全員死亡のシカゴ列車爆破事件の被害者の“死までの8分間”に繰り返し潜入し、事件の真相に挑むサスペンス。

爆破事件が起こるまでの8分を繰り返すという設定、列車という密室の中で交錯する人間模様、そして主人公に隠された想像を絶する真実……本作の脚本は、緻密なサスペンスを描いた実験性の強い内容だ。しかし、ジョーンズ監督が惹かれたのは“人間ドラマ”の部分だという。「主人公が“自分の置かれている状況がよくわからない”という地点からスタートして、徐々に目に見えない大きな力で自分が操られていたことに気づく、という点では、この脚本は僕の前作と似ていますが、その中で『人間ひとりの価値、個人の価値というものはどこにあるのか?』が描かれている点に惹かれました。僕は、J.G.バラードやフィリップ・K・ディックの小説が好きなのですが、彼らはSF的な環境の中で、人間がどう振る舞うかを描き、より深くドラマを浮かびあがらせています。

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