くらし情報『映画『オールド・ドッグ』が東京フィルメックス・グランプリに』

2011年11月28日 12:16

映画『オールド・ドッグ』が東京フィルメックス・グランプリに

映画『オールド・ドッグ』が東京フィルメックス・グランプリに
19日に開幕した映画祭、東京フィルメックスの閉会式が27日に東京の有楽町朝日ホールで行われ、チベット人のペマツェテン監督作品『オールド・ドッグ』がコンペティション部門のグランプリに輝いた。

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『オールド・ドッグ』は、年老いたチベッタン・マスチフを飼う老人とその息子を主人公に、都市開発が進み、旧来の暮らしやコミュニティが崩壊していくチベットの現状を描き出す作品。審査員団は本作を「非常に真摯な手段で文学から映画への移行が行われています。私たちにこの地域そして人々の生活を経験させてくれるもの」と評価。審査員特別賞をパク・ジョンボム監督の『ムサン日記白い犬』が、観客賞をキム・ギドク監督の『アリラン』が、学生審査員賞を奥田庸介監督の『東京プレイボーイクラブ』が受賞した。審査委員長のアミール・ナデリ氏は「すべての映画に賞をあげたいが限界があります。この10本の映画はとても丁寧に選ばれた10本です。時間が経てば、今回の結果が間違っていたと言われるかもしれないですが、間違っていたと言われるようにここで上映された監督たちには作品をつくり続けてほしい」とメッセージを送り、グランプリを受賞したペマツェテン監督は「この映画は自分の故郷を描いた作品ですので、映画を通じて理解を深めてくださったらうれしい」

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