2012年2月2日 13:41
人気コミックが映画に! キャストが語る『ベルセルク』の魅力
“記念”のような気持ちもありましたが、オーディションに呼ばれただけでもありがたい」と振り返る。
しかし、ふたりは完成途中の映像を観ながら収録を行う中でそれぞれ困難に立ち向かったようだ。長い剣を手に豪快に敵を斬るガッツを演じた岩永は「ガッツは、見た目も戦闘シーンも力強いんですが、弱い部分も持ち合わせていて、それを覆い隠すために力を求めている役。試写を観た時は不安でずっと『大丈夫かなぁ』とソワソワしていました」と笑顔を見せ、クールな表情の奥に底知れぬ野望を抱いているグリフィスを演じた櫻井は「大きな作品なのでプレッシャーはありました。グリフィスは清濁併せ飲める本当の意味で英雄となれる人物。正邪定かならぬ彼を“二面性を持つ人物”のようには見せたくなかった」と語る。
本作は人気コミックのアニメ化作品だが、ふたりは本作を“ひとつの映画”として楽しんでもらいたいという。「ガッツとグリフィスの関係や人間模様が他に類を見ないですし、悪と正義が分かれていなくて、何が正義かは観る人よって十人十色だと思う」(岩永)、「実写を思わせる画作りが迫力満点。
アニメーションでありながら人間の生の息遣いが感じられました。