2012年2月24日 15:13
14歳の主演俳優が語る『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
先週末より日本公開されている映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』で主演を務める14歳のトーマス・ホーンが映画PRのために来日し、インタビューに応じた。
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「ご自身の両親に関する印象深い思い出は?」この質問にホーンは、じっと考え込んだ後で「いろいろと思い出そうとしてみたけど、わからないです」と回答した。多くの14歳は“現在”を生きることに精一杯で、“過去”を振り返ることはないだろう。しかし、彼が演じた主人公オスカーは、9歳にして何度も何度も、過去を振り返る。ある事件が原因で父を失ったからだ。オスカーは、亡き父が残した謎の鍵といくつかのヒントを手がかりに、父の遺したメッセージや思い出を求めて街へと飛び出していく。
ホーンは、本作が映画デビュー作。演技経験はなかったが、プロデューサーのスコット・ルーディン氏に抜擢され、いきなりトム・ハンクス、サンドラ・ブロックと親子役で共演した。
「トム・ハンクスさんは僕が自然に役に入ることができるように“父子の関係づくり”をすべてやってくれました。それはサンドラさんも同じです。オスカーが母親に酷いことを言う場面があるのですが、カメラが止まると彼女は『これはキャラクターが言っていることだから気にしないでいいのよ』と気を使って僕を安心させてくれました。