2012年3月13日 15:43
「すべては繋がっている」佐藤嗣麻子監督が『アンフェア the answer』を語る
前作から4年ぶりに製作された人気シリーズの映画版第2弾『アンフェア the answer』が21日(水)にブルーレイ& DVDで登場。連続ドラマのときから脚本を手がけ、本作でついにメガホンをとった佐藤嗣麻子監督が自作のこだわりを語った。
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映画版の第1弾が細菌テロを扱った『ダイ・ハード』を彷彿とさせるアクション大作だったのに対し、第2弾は連続殺人犯の容疑をかけられた刑事・雪平が、逃避行を続けながら真犯人に立ち向かうまるで趣きの違うスタイルに。そこにこそ、佐藤監督らしさが凝縮されている。「以前から本格的な連続殺人犯を出したかったので、これはチャンスだなと思ったんです。学生の頃から、猟奇的な殺人を繰り返す人たちの行動に興味があって。デヴィッド・リンチも好きだったから、この作品に入る前には『ツイン・ピークス』を観直して、死体をビニール袋で包む設定はそこから来てます」。
そのこだわりは、大森南朋が演じた猟奇的連続殺人犯・結城の部屋の細部まで徹底。
「あの部屋や結城が怖くないと、話自体が成立しなくなっちゃうので、そこはいちばん力を入れました。その意味では、結城役は絶対に大森さんにやってもらいたくて。