2012年3月26日 18:01
松山ケンイチ「今ここにいてくれたら…」森田芳光監督への思い吐露
昨年12月、61歳の若さで急逝した森田芳光監督の遺作『僕達急行 A列車で行こう』が3月24日、全国で封切られ、主演を務めた松山ケンイチ、共演する貫地谷しほり、村川絵梨が東京・渋谷TOEIで初日舞台挨拶を行った。
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松山は「今ここにいてくれたら…。まさかこんなに早く亡くなられると思わなかったし、『また次もお仕事できる』と思っていた」と3度のタッグを組んだ森田監督への思いを吐露。それでも「監督が大切なメッセージとエールを込めた作品。僕自身、人との出会いが人生をより豊かに、キラキラしたものにしてくれると教えてもらった」と本作の“出発進行”に大いに胸を張っていた。
松山と瑛太が“鉄ちゃん”こと鉄道オタクに扮し、熱っぽく趣味を共有することで、自分たちと周りを幸せにしていくハートウォーミングな青春コメディ。森田監督が10数年の構想を経て、シナリオを執筆した。上映後の舞台挨拶で「皆さんのスッキリしたお顔を見ると、思いが伝わったんだと幸せに感じます」(松山)。
鉄道オタクの青春を描いているが、そのキャラクターはあくまで等身大。「監督は、まじめに生きているところから生まれる笑いを描きたいと言っていた。