くらし情報『CGにはできないこと。『ももへの手紙』監督が語る“手描きアニメ”の強み』

2012年4月19日 11:16

CGにはできないこと。『ももへの手紙』監督が語る“手描きアニメ”の強み

CGにはできないこと。『ももへの手紙』監督が語る“手描きアニメ”の強み
『人狼 JIN-ROH』の沖浦啓之監督の最新作『ももへの手紙』が21日(土)から公開される。日本を代表する名アニメーターたちが総結集した本作の魅力とこだわりはどこにあるのか? 沖浦監督に話を聞いた。

その他の写真

本作は、瀬戸内海の小さな島で暮らすことになった少女ももに訪れる不思議な日々を描いた家族と愛の物語だ。沖浦監督は「これまでハードなテイストの作品をやることが多かったのですが、ずっと児童文学や絵本が好きで、子どもと大人の世界の関わりを描いた作品をちゃんとつくっておきたかった」と振り返る。その“ちゃんと”にかける情熱と労力は並大抵のものではなく、製作期間に7年を要し、大作アニメのチーフ級のアニメーターたちがズラリと顔をそろえた。「腕のあるアニメーターは、どの現場もほしいですし、作品に関わると1年から2年は拘束されてしまう。でも、この映画の場合は製作期間が長かったので待つことができた。だから『このシーンは上手い人にお願いしたい』という場面は、その人のスケジュールが空くまでとにかく待ちました」。


そのこだわりは、映画をほんの数分観ただけで伝わるだろう。本作に登場するキャラクターは、ほんの小さな表情の変化や仕草まで丁寧に描き込まれ、画面の中にしっかりと“存在している”と感じられる。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.