2012年4月27日 12:00
影響を受けたのは“宮崎アニメ”。ピクサー新作短編の特別映像が公開
今夏に公開されるディズニー/ピクサーの最新作『メリダとおそろしの森』と同時上映される短編映画『月と少年』の特別映像がこのほど公開された、『メリダ…』と同じくピクサー社が製作を手がけた本作は、本年度アカデミー賞にノミネートされた作品だ。
『月と少年』特別映像
『月と少年』の主人公は、パパとおじいちゃんと初めて一緒に働きに出た少年だ。夜の海で小舟を浮かべる3人の前に大きな月が姿を現し、少年はこれまで知らなかった自分の家族の“秘密”を知ることになるという。監督を手がけたのは、2002年からピクサーのストーリー・アーティストとして活躍しているエンリコ・カサローザ監督。本作が初監督作ながらオスカー候補になるなど、その演出手腕に大きな期待が寄せられている。
ちなみにカサローザ監督は、宮崎駿監督の大ファン。『月と少年』の製作過程にも宮崎監督の『崖の上のポニョ』が大きな影響を与えているそうで「宮崎監督がスゴイのはすべての絵コンテを自分で描いているということ。ピクサーではチームで担当するんです。
実は『月と少年』の場合、短編という事もあり、宮崎監督の真似をして僕がひとりで描いたんです。『崖の上のポニョ』の絵コンテを水彩画で描いたというのを知って、僕も全部水彩画でやったり」