2012年6月1日 17:34
監督がM・デイモン主演作『幸せへのキセキ』に込めたメッセージとは?
マット・デイモン主演の感動ドラマ『幸せへのキセキ』が6月8日(金)から日本公開される前に、本作を手がけたキャメロン・クロウ監督のコメントが届いた。
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本作は、最愛の妻を亡くし、悲しみから立ちなおろうと郊外に家を購入した男ベンジャミン(デイモン)が、家の“オマケ”としてついてきた閉鎖された動物園の再生を通じて、家族との絆や自身の人生を取り戻すまでを実話を基に描いた感動作だ。
クロウ監督は『あの頃ペニー・レインと』や『エリザベスタウン』など数々のオリジナル作品を手がけてきたが、本作の物語を読み「この話が僕の頭や心から離れなくなった。妻キャサリンに先立たれた悲しみのさなか、人生の岐路に立つ男の話だ。彼はまだ妻を愛している。脚本の中に描かれた喪失感について象徴的に表現したところが好きなんだ」と振り返る。これまでもクロウ監督作品では、喪失と再生が繰り返し描かれてきたが、実話を基にした本作でもクロウ監督がこだわり続けるモチーフはしっかりと描かれている。もちろん、クロウ監督らしいユーモアも健在だ。
「笑ったかと思えば、20分後には胸が張り裂けんばかりの悲しい場面。でもその悲しみの一方でまた笑うことができる。