くらし情報『ネットから劇場へ。異色ドキュメンタリーが今夏公開』

2012年6月11日 11:33

ネットから劇場へ。異色ドキュメンタリーが今夏公開

ネットから劇場へ。異色ドキュメンタリーが今夏公開
認知症にかかった実母の姿を記録したドキュメンタリー『毎日がアルツハイマー』が7月14日(土)から公開される。本作は『戦場の女たち』『THE ダイエット!』の関口祐加監督が自らカメラをまわして収めた映像をまとめた“長編動画”だ。

予告編

本作の主人公は、関口監督の実の母、ひろ子さん。2009年から認知症が進行し、記憶や判断力、理解力が徐々に失われつつあるのと同時に“喜怒哀楽”がハッキリとするようになってきたそうだ。そこで監督は約2年半にわたって母との日々を映像に記録し、時にシリアスで、時にコミカルな面も持つ本作を完成させた。

本作はあえて“映画”とは呼ばず、“長編動画”と称している。そもそも本作で使用されている映像は、2010年からYoutubeで公開され、その累計視聴数は20万を突破。100時間以上におよぶ映像素材を93分にまとめたものが『毎日がアルツハイマー』だ。


これまでもネット上で作品を発表したり、ネット経由で収集した映像を再編集して映画を製作するケースはあったが、ドキュメンタリー監督が“現在進行形”の記録を長期に渡って公開し、その反響を受けて劇場公開作が誕生するケースはまれだ。

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