第46回江戸川乱歩賞を受賞したベストセラー小説『脳男』を映画化。生田斗真が生まれつき人間としての“感情”を持たず、痛みを感じない殺人マシーン=脳男を演じ、松雪泰子、江口洋介と共演することが発表された。
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本作は、首藤瓜於(しゅどううりお)氏の同名小説を原作に、『犯人に告ぐ』、『イキガミ』の瀧本智行監督がメガホンをとり、『毎日かあさん』、『サイドカーに犬』の脚本を担当した真辺克彦氏と、『八日目の蝉』の成島出監督が脚本を務めるミステリー。無差別連続爆破事件の共犯者として逮捕された鈴木一郎(生田)と名乗る男を中心に、さまざまな登場人物たちが予測不可能なバトルを繰り広げる。
「今回の作品は自分にとって新たな挑戦」という生田は、「撮影に入る準備として、これまで半年間、武術稽古をしてきました。見応えのあるリアルなアクションシーンも映画の見所の一つになればと思っています。この作品が自身のこの先の道のりを大きく広げてくれるよう、日々撮影に励んでいます」と意気込みを語っている。
性善説を信じ、“脳男”を救おうとする脳神経外科医・鷲谷真梨子を演じる松雪は「人間の犯罪心理の根源的な要因は、何処にあるのか? 感情を持たない人間に与えられた使命とは何か? 脚本を読んで、静かな緊張感の中で展開される緊密なやりとりに、静かな興奮を覚えました」