2012年6月21日 15:29
『炎のランナー』ほか、高画質“4K”ブルーレイが続々リリース
ソフトメーカーの20世紀フォックス ホーム エンターテイメントは、米アカデミー賞4部門受賞作『炎のランナー』をはじめとする4作品を、従来のブルーレイの4倍となる“4K”の高画質マスターで作成したソフトを22日(金)にリリースする。
4Kは、従来のブルーレイディスクと比較してその映像美が特徴といえる。テレビなどのAVハード機器では4K画質に対応した製品のリリースがはじまっていたが、ソフトメーカーもこの動きに対応して4K画質のブルーレイを発売する流れが出てきている。これまでのDVDとブルーレイ映像のほとんどは“2K”と呼ばれる1920×1080=207万画素でマスターがつくられてきたが、今回リリースされる4Kブルーレイは、2K画質の縦横それぞれ2倍の3840×2160=829万画素でフィルムをスキャン。画質を左右する画素数は従来の2Kの4倍となった。同社では、数々の名作映画の4Kマスター新たにつくる作業を進めており、今後もパッケージに“4K”のロゴを掲載するなど、4Kマスターの映像美を全面的に押し出していくという。
過去作の4Kマスターをつくる際には、映画フィルムを1コマずつスキャンしてデジタルデータに変換し、長年積もった細かいホコリや汚れを取り除き、色を復元するという地道な作業を行う。