直木賞作家・辻村深月の同名小説を映画化した『ツナグ』の大ヒット祈願イベントが13日に東京の神田明神で行われ、主演の松坂桃李と樹木希林、平川雄一朗監督が出席した。
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死んだ人間と生きている者をつなぐ“使者”の役割を務める歩美(松坂)。彼を通じて後悔や疑問、様々な思いを残したまま死に別れた人々がたった一度の再会を果たすと同時に、歩美自身がこの務めを通じて成長していくさまを描き出す。
死者と生者が再会するという物語にちなんでお盆のこの時期に開催されたヒット祈願。松坂らに加え、劇中で歩美がつなぐ“親友”、“家族”、“恋人”の3通りの計15組のペアが招待され、祈願に参加した。
祈願を終えた松坂は「やっと映画が完成して嬉しい気持ちです。ヒットも大事ですが、見てくれる人の心に残ってくれる作品になればと思います」と笑顔で語った。樹木は「神田神保町の出身なので神田明神にはなじみがあります」と明かしつつ、「これでヒットしなかったら神田明神のご利益がないと言われてしまう」と懸念するが、平川監督は「ヒットする気がします」と晴れ晴れとした表情で語り自信をのぞかせた。
本作で樹木と松坂は、祖母と孫の関係を演じているが、松坂は「安心と興奮を同時に与えてくださる方でした。