くらし情報『「全員主役のアンサンブル」山田洋次監督の最新作『東京家族』が完成』

2012年12月13日 19:21

「全員主役のアンサンブル」山田洋次監督の最新作『東京家族』が完成

「全員主役のアンサンブル」山田洋次監督の最新作『東京家族』が完成
山田洋次監督の81作目となる監督作『東京家族』の完成披露試写会が12日、都内で行われ、山田監督をはじめ、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優ら“家族”が勢ぞろいした。名匠・小津安二郎の『東京物語』(1953)へのオマージュとして、現代を舞台に家族の絆を描いた監督生活50周年を記念する本作。山田監督は「ここにいる8人全員が主役。すてきな八重奏のアンサンブルを奏でてくれた」とキャスト陣をたたえた。

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2012年5月の東京を舞台に、橋爪と吉行演じる老夫婦が、成長した子どもと会うため瀬戸内海の小島から上京する姿を通して、家族の絆や老い・死についてメッセージを投げかける本作。昨年の東日本大震災を受け、製作が約1年延期されただけに「お披露目の日を迎えて、本当に特別な感慨があります」と山田監督も感無量。この日は小津監督の110回目の誕生日でもあり「先祖の仕事を受け継ぎ、伝承しながら、この映画は完成した。感謝したい気持ちでいっぱい」。
また、先日は2012年度文化勲章を受章し「ビックリしているが、映画界を代表し、章をいただこうと思う」と語った。

主演を務める橋爪は「ぜひ皆さんの満足したお顔を見ることができれば」

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