2012年12月25日 16:07
教科書はYouTube!? デンゼル・ワシントンがオスカー級名演技のウラ側を告白
アカデミー賞にノミネートされること5回。そのうち『グローリー』で助演男優賞、『トレーニング・デイ』で主演男優賞。名実ともにハリウッドでトップの座についているデンゼル・ワシントンに、またしてもアカデミー賞の呼び声があがっている。最新作『フライト』で見せた見事な演技である。
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「私はこんな役が大好きなんだ。白黒はっきりしているようなキャラクター、つまり善と悪がすぐに色分けできるような人間には興味ない」
デンゼルがそうきっぱり言いきっているように本作の主人公である旅客機のパイロット、ウィトカーは一筋縄ではいかないキャラクターだ。パイロットとしての腕は超一流。だからこそ、操縦不能な状態に陥っても不時着し犠牲者を6名に留めることができる。
だが実はアルコール依存症を患っていて……そんな状況からウィトカーを描くドラマが始まるのだ。デンゼルがどんな人物像を作りあげているかと言えば、まさに玉虫色。善とも悪とも言いきれない人物であり、それでいて強烈な存在感とカリスマを感じさせる。
「こういう脚本と、最高の監督によってスペシャルな旅に連れて行かれたような気持ちがしたよ。なぜスペシャルかというと、自分をさらけ出し、ダークな場所へと行かなきゃいけないからだ。