宮藤官九郎の3作目となる監督作『中学生円山』のブルーレイ&DVD発売記念イベントが15日、都内で行われ、タイトルロールの“円山”を演じた平岡拓真が出席し「冷静でクールな印象だったが、実際にご一緒すると熱血で『本気出せ!』とビシビシ厳しいご指導をしてくださった」と監督としてのクドカン像を語っていた。
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団地を舞台に、日々妄想にふける中学生・円山と、上の階に越して来た謎のシングルファーザー・下井辰夫(草なぎ剛)の交流をコミカルに描いた青春妄想劇。主演の草なぎをはじめ、坂井真紀、仲村トオル、遠藤賢司、韓国のヤン・イクチュンと多彩な俳優陣が出演している。
平岡は「緊張することもあったが、とにかく無我夢中。他のことが考えられないほど、打ち込んだ」と撮影を振り返り、「映画を観たうちの家族は『面白いね』って苦笑い。友達は“円山”と呼んでくれるが、みんな気を使って服を脱ぐシーンには触れないでいてくれる」と周囲の反応を明かした。
また、共演した草なぎについては「現場に入った時から、下井の顔をしていて近寄れないオーラを感じた」。それでも宮藤の厳しい指導を受け、落ち込んでいる平岡に対し「草なぎさんが『僕が平岡君の歳だったら、こんなことできなかったな』と言ってくださった」