宮沢りえ7年ぶりの映画主演作となる『紙の月』が11月15日(土)より公開されるのに先駆けて、主題歌『Femme Fatale』(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ)が流れる特別映像が解禁された。“ヴェルベッツ”の楽曲が日本映画の主題歌として使われるのは初となる。
『紙の月』特別映像
映画は、角田光代の同名小説を原作に、『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督がメガホンを執ったヒューマンサスペンス。ごく平凡な主婦・梨花(宮沢)が起こした巨額の横領事件を通して、彼女の抱える心の闇が描かれる。
フランス語で“運命の女”を意味する『Femme Fatale(邦題:宿命の女)』を主題歌に選んだ理由について、吉田監督は「反省も、後悔も、言い訳もせずに黙って映画の向こう側へ去って行く梅澤梨花を、僕もただ見送るしかなかった。だから、せめてニコの絶望的に優しい歌声で送り出してあげようと思いました」と語っている。
特別映像は、彼女の人生を狂わせていくきっかけとなる異性との出会いのシーンからはじまるが、台詞はほぼカットされており、全編に渡って『Femme Fatale』が淡々と流れる内容となっている。