くらし情報『タラ絶賛スリラーの監督が語る』

2014年11月14日 15:18

タラ絶賛スリラーの監督が語る

それほどまでに強い悪意を持つ犯人なんだ。“首がない”理由を、こうして日本で説明できて嬉しいよ(笑)」(ケシャレス)。

はたして3人のうち、最も凶暴な“オオカミ”は誰なのか。地下室を舞台にした濃密な心理戦に引き込まれた観客は、予測困難な展開とクライマックスの衝撃的などんでん返しに息をのむはめになる。ケシャレスいわく「3人の誰かの身に起きた悲劇が、他の人物にも起こる。そんな“血の循環”がめぐりめぐって意外な形で閉じる、という構成にしたかった」。パプシャドが付け加える。「これは“執着”についての映画でもある。
登場人物は職務や復讐に執着しすぎて、普通の日常と大切な家族を失ってしまうんだ」。

本作の成功をきっかけにハリウッド進出が決定したふたりは、ジョニー・トー監督作品『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』のリメイクを手がける予定だという。「コーエン兄弟の方向性を見習って、僕らもSFやコメディなど多彩なジャンルに挑戦していきたい」(ケシャレス)。イスラエルから世界へ、その確かな一歩を踏み出した才能から目が離せない。『オオカミは嘘をつく』
11月22日(土) ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開

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