クリストファー・ノーラン監督の最新作『インターステラー』がついに先週末、日本での公開を開始した。本作は最新の宇宙物理学の研究成果や仮説を設定に組み込んで、壮大なSFドラマが描かれるが、平行して父である主人公と子供たちのドラマも描かれる。公開前に行われたモニター試写会に参加した観客の多くのは“家族の絆と親子愛”が心に響いたようだ。
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本作は、地球がその寿命を終えようとしている未来を舞台に、愛する家族を守るために、宇宙へと旅立つ者たちのドラマを描いた超大作で、マシュー・マコノヒー、ジェシカ・チャステイン、アン・ハサウェイ、ケイシー・アフレック、そしてマイケル・ケインらが出演している。
地球を飛び出し、人類未踏の地へと旅立つ者たちを主人公にした作品だけあり、本作の映像は圧倒的だ。ノーラン監督は、CGを合成するためのグリーンバックを使わないで撮影に挑み、可能な限りロケ撮影を行って“実物”の迫力をフィルムに収めた。そこにデジタルの力が加わった映像は大スクリーンに映えるものばかりで、モニター試写の参加者は宇宙に存在するワームホール、見渡す限りが水で埋め尽くされた惑星の描写を高く評価した。