くらし情報『今夏、実話をもとにした感動作が公開』

2015年3月5日 17:16

今夏、実話をもとにした感動作が公開

今夏、実話をもとにした感動作が公開
アウシュビッツ解放から70年の今夏、実話をもとにユダヤ人強制住居区から脱走した少年が辿る過酷な運命を描く映画『ふたつの名前を持つ少年』が公開される。

原作は、児童文学作家のウーリー・オルレブが、自身の経験をもとに描いた児童書『走れ、走って逃げろ』(2003年 岩波書店)で、本書は1996年に“小さなノーベル賞”とも言われる国際アンデルセン賞(児童文学への永続的な寄与に対して贈られる賞)を受賞している。オルレブは、本作がイスラエル、ポーランド、ドイツ、フランスに続き日本でも公開されることを知り「大変嬉しい」とコメントしている。

映画は、ポーランドのユダヤ人強制住居区から脱走した8歳の少年スルリックが、ユダヤ名を隠し、ポーランド人孤児ユレクとして、たったひとりで3年もの月日を生き抜く姿を描く。本作を手がけたペペ・ダンカート監督は、『Schwarzfahrer(原題)』でアカデミー賞短編実写賞を受賞するなど、ドキュメンタリー作品を多く撮ってきた人物で、原作との出会いを、「観る者の記憶に20年後も残り続ける映画となる素材を見つけた瞬間」とコメント。スルリックとユレクというふたつの名前を持ち、壮絶な運命に立ち向かう主人公を、アンジェイとカミルという双子のカクツ兄弟が演じている。

『ふたつの名前を持つ少年』
8月ヒューマントラストシネマ有楽町他で全国順次公開

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