ディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』が間もなく公開になる。本作では11歳の女の子の”頭の中”を舞台に、様々な感情たちが登場し、まだ誰も観たことがない壮大なアドベンチャーが描かれる。一方で本作を手がけたピート・ドクター監督は「この映画には、リアルな深みがある」という。
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本作の舞台は11歳の少女ライリーの頭の中。そこではヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリが暮していて、ライリーの感情を決めているが、彼女の一家が引越しをしたのを機に様々なトラブルが発生。ライリーは自分の感情を上手にコントロールできなくなってしまい、頭の中ではヨロコビとカナシミが感情を決める司令部から放り出されてしまう。
ドクター監督は「ライリーが成長するところをどうやってドラマにするか、何度も変更を繰り返した」という。「最大の変更点はたぶん……最初は、ヨロコビとビビリが一緒に旅に出ることになるはずだったんだ。
でも、それはあまりいい組み合わせじゃないことに気づいた。もし、ヨロコビのストーリーを大事にするなら、ビビリを取り除いて、カナシミと組み合わせるべきだと思ったんだ」。11歳の子が変化し、成長していくドラマを描くためには、カナシミという感情は絶対に必要だった。