スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作『ブリッジ・オブ・スパイ』の予告編が公開になった。世界中が冷戦状態にあった1960年代を舞台に、命をかけて信念を貫こうとした男が、極めて危険な交渉にあたる姿を描いた大作だ。
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映画は、CIAが極秘裏に遂行していた高度偵察機U-2が、スパイ飛行中にソ連に撃墜され、パイロットが捕獲されるという1960年5月1日に起きた“U-2撃墜事件”がベースになっている。
この作品の舞台になっている1950~60年代、世界はアメリカとソビエトによって二分される“冷戦”状態で、両陣営はいつもお互いを監視し、新たな戦争の引き金があちこちに埋め込まれていた。そんな折、大統領ジョン・F・ケネディから極秘指令を受けた普通の弁護士ジェームズ・B・ドノバン(トム・ハンクス)は、ソ連からの米国スパイ救出という誰も成し遂げた事が無い不可能なミッションに、型破りな方法で挑むことになる。
本作は、ジョエル・コーエンとイーサン・コーエンが脚本を手がけ、ヤヌス・カミンスキー(撮影)、マイケル・カーン(編集)らスピルバーグの“右腕”と呼ぶべきスタッフが集結。予告編ではアメリカでソビエトのスパイが捕らえられる場面と、ソビエトでアメリカのパイロットが捕獲される場面がスリリングなタッチで描かれる。