自画自賛なさるのも無理はない。私もつい見とれてしまった」と茶目っ気たっぷりに称賛。自身が演じるのは、藤田の5番目の妻という役どころで「他の奥さんに嫉妬しながら演じていました」と役作りを明かすと、オダギリは「ずっと素敵な女優さんだと思っていたので、共演できてうれしかった」と喜んでいた。
同日(現地時間13日)、パリでは痛ましい同時多発テロが発生し、小栗監督も「とても不幸なことがありました」と沈痛な面持ち。映画は約100年前のパリを描くが「今に結びつく問題が、この映画にはあるんだろうと思う」と静かな口調で語った。
『FOUJITA』
公開中
取材・文・写真:内田 涼
小松菜奈の存在感を、初共演・松田龍平が絶賛「役とプライベートの隔たりがない」