と高座とあって口調も滑らかだった。
北川はそんな松山の劇中での落語について「本物の落語家さんみたいでした」と絶賛。「長回しで1本の噺をやったんですが、直前まで私世間話をしてるんです。大丈夫かな?と思ってたけど、いざ(高座に)上がると憑依したみたいでした」と唸る。松山の姿に感化されてか、落語をやる男性について「カッコいいです!」とうっとりと語っていた。
松山は謎かけのネタを振られると「青春と掛けて、エスプレッソのようなものと解く。その心は……最後に苦みが残ります」とキレイにまとめる。北川も負けじと「落語と掛けて、オシャレのようなものと解きます。
その心は、どちらもセンス(扇子)が必要です」とこちらも見事にまとめ、会場は拍手喝采だった。
伊藤は『の・ようなもの』出演のきっかけにもなった学生落語時代に、末廣亭の高座に上がった経験があり「35年ぶりにこちらに帰ってきて感無量です」と感慨深げ。「人生と掛けまして、ボウリングのようなものと解きます。その心は…まっすぐ行ったり曲がったり」と自身、そして映画で演じた役柄そのままを示すかのようなネタで会場をわかせた。『の・ようなもの のようなもの』
2016年1月16日(土)より、新宿ピカデリーほか全国公開
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