ハンクスはこれまでもスピルバーグ監督と繰り返しタッグを組んでおり、信頼は厚いが、ドノバンという役柄にも魅了されたようだ。「彼は確かな正義感があり、職務にも忠実だった。ただし彼はスパイの世界を知らなかった。ウソやハッタリがまかり通る世界なんだ」。本作の主人公ドノバンは強い信念を持ち、自分や家族に危険がおよぶ可能性があったとしても、公平に裁判が行われるために行動する“正義”の人だ。しかし、彼がスパイ交換のために乗り込んだベルリンでは、東西を隔てる高い壁があり、治安は悪く、判断を間違えれば拘束、あるいは殺されてもおかしくない状況だ。
殺しのライセンスも、相手を丸め込む能力も、美女を落とすテクニックもなく、ただ公平と正義を貫きたい、誰かを守りたいと願った男は無事にミッションをやり遂げられるのだろうか?
『ブリッジ・オブ・スパイ』
2016年1月8日(金) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
小松菜奈、第1子出産発表後、初の公の場 変わらぬ美貌で観客を魅了