くらし情報『侯孝賢監督の初期作が劇場再公開』

2016年2月23日 15:00

侯孝賢監督の初期作が劇場再公開

侯孝賢監督の初期作が劇場再公開
ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督が1980年代に発表した名作『冬冬の夏休み』と『恋恋風塵』が5月にデジタル・リマスター版で劇場公開されることが決定した。

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『冬冬の夏休み』は1984年の作品で、祖父の暮らす田舎でひと夏を過ごすことになった少年トントンと妹のティンティンの姿を描いた傑作。第7回ナント三大陸映画祭でグランプリを受賞するなど世界的な評価も高く、日本でも人気の高い作品だ。今回は世界初のDCP上映で、台湾の倉庫から発見されたネガプリントを東京光音で修復。デジタル・リマスター版は、日本が最初の公開地になり、今後は海外でのセールスも予定されている。

『恋恋風塵』は、『冬冬…』の3年後に発表された作品で、鉱山の村で暮らす幼なじみのワンとホンの淡い恋模様を描いた作品。監督の最新作『黒衣の刺客』でもタッグを組んでいる世界的な名撮影監督リー・ピンビンが手がける美しい映像と、繊細な人物描写が光る作品だ。本作もDCPで上映されるのは世界初になる。


『冬冬の夏休み』デジタル・リマスター版
『恋恋風塵』デジタル・リマスター版
5月21日(土)より、渋谷ユーロスペースにて2週間限定公開

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