累計発行部数130万部を超えるミステリー小説を映画化した『64-ロクヨン- 前編』『64-ロクヨン- 後編』の完成報告会見が3月7日に、都内で行われ、主演を務める佐藤浩市をはじめ、綾野剛、榮倉奈々、夏川結衣、緒形直人、窪田正孝、坂口健太郎、椎名桔平、滝藤賢一、奥田瑛二、仲村トオル、吉岡秀隆、瑛太、永瀬正敏、三浦友和、瀬々敬久監督、原作者の横山秀夫氏が出席した。
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わずか1週間で終わった昭和64年に起きた未解決の少女誘拐殺人事件(通称:ロクヨン)を軸に、県警記者クラブを巻き込んだ警察内部の対立と、14年を経て新たに起きた模倣事件を、県警の広報官・三上義信(佐藤)の葛藤とともに描く。
豪華キャスト陣の先頭に立った佐藤は、「ここまで身を削ったのは久々」と絶対の自信を示し、「もちろん、原作や脚本はあるが、予定調和にはしたくなかった。面白いけど大変で、やりがいがあるけど本当にキツイ役柄。その分、腹をくくるのは早かったし、自分自身を鼓舞していた」と熱演を振り返った。
その部下を演じる綾野は、「現場では、浩市さんの背中を見ていれば十分。ときに襟を正してくださり、さまざまなことを教えていただいた。