坂本龍一が音楽を手がけた映画『レヴェナント:蘇えりし者』の特別上映が4月7日(木)に恵比寿 ザ・ガーデンホールで行われ、映画の上映だけでなく、坂本のピアノ演奏も行われることが決定した。
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映画は、アメリカ西部の未開拓の荒野を旅する途中で熊にノドを裂かれて瀕死の状態に陥るも、仲間のジョン・フィッツジェラルドに置き去りにされてしまった主人公ヒュー・グラスが、自然の脅威に立ち向かいながら、死の淵から蘇り、約300キロもの旅をして、フィッツジェラルドに復讐しようと壮絶なサバイバルに挑む姿を描いたもの。本年度の米アカデミー賞で、レオナルド・ディカプリオが主演男優賞に、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥが監督賞に、エマニュエル・ルベツキが撮影賞に輝いた。
坂本は自身のキャリアの中で、ベルナルド・ベルトルッチ監督(『ラストエンペラー』『シェルタリング・スカイ』)や、大島渚監督(『戦場のメリークリスマス』『御法度』)、ブライアン・デ・パルマ監督(『ファム・ファタール』)など多くの映画作家の作品の音楽を手がけているが、本作では「まだ体調は万全ではなかったのですが、イニャリトゥ監督からの話なので、これは何があってもやらないといけないと内心思いました」