2012年7月27日 20:30
菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール、東京のグローブ座で約1年ぶりのライブを披露
変わって『嵐ヶ丘』では菊地がボーカルを取り、見事なスキャットを披露。今回のライブは着席の形式だったため、座ったまま上半身でリズムを取って乗る観客の姿も見受けられた。
『キリング・タイム』『儀式~組曲「キャバレー・タンガフリーク」より』そしてバンドネオン担当である早川純のソロ演奏を挟み、『ルペ・ベレスの葬儀』で本編は終了。鳴り止まぬ拍手に応える様に出てきた菊地から、この日、林正子の紹介以外では初めてのMCがあった。
菊地は「昨年の3月にエリザベス・テイラーが亡くなって、今年3月の一周忌に行いたかったライブが諸々の事情により、季節を一つ越えてしまいました。そして今度は1年以上ペペ・トルメント・アスカラールでやってなかったのに、次は9月にやるという何とも締まりの無い、間抜けな感じになってしまいましたが・・・」と自虐的な話で笑いを誘ったが、9月29日に行われるすみだトリフォニーホールでのライブはこの日のライブより30分ほど会場の使用時間が長めに契約されているとの事で、「ボリュームアップしてお送りするので是非ご来場ください」と語った。実はこの日のライブを39度近い高熱の中で行っていた、と打ち明けた菊地が「その症状と処方された解熱剤の効果を最大限に利用した」