渋沢葉のワンマンライブが12月11日に東京・代官山UNITで行われた。
このライブは今年11月にリリースされた2ndミニアルバム『花はここに咲いています』のリリース記念で行われ、彼女にとって初のワンマンライブ。会場には多くのファンが詰め掛けていた。
彼女はピンクのドレスに身を包んで登場。安易に歓声や掛け声などを出せない、張り詰めた空気が会場を包む。ただ、それは初のワンマンという気負いから来る緊張感ではなく、彼女の存在感が会場を支配しているということ。音源でも感じてはいたが、改めて渋沢葉という存在の大きさを思い知る。
1曲目は『ARE YOU PANPI?』からスタート。
音楽と表現について、赤裸々に攻撃的につづったこの曲で、一瞬で観客の心を掴んでしまう。音源で聞くよりもより一層力強く、深みを増して聴こえるボーカルは、どの曲においても強く印象に残った。
曲の合間でのMCは言葉少なだったが、バンドメンバーを紹介した時、ステージの上にいる人だけでなく、普段お世話になっている人の名前をずっと読み上げるところに、彼女のアーティストとしての真摯さを垣間見た様な気がした。
新曲を交えながら、これまでの2枚の作品からほぼ全曲を披露した彼女。