くらし情報『ウエンツ瑛士と里見浩太朗が挑むミュージカルが開幕』

2014年7月7日 18:45

ウエンツ瑛士と里見浩太朗が挑むミュージカルが開幕

らを巻き込み、現実と劇中劇とが奇妙に交差してゆく。

ウエンツは撫でつけたクラシカルな髪型や黒タキシード、白マフラーなどもピタリとハマっている。初日は少々の硬さもあったが、全力で初ミュージカルに挑む姿が印象的だ。特に歌とセリフは予想以上の完成度で、持ち前の声の良さも手伝い、新たなミュージカル俳優の誕生を感じさせた。対する里見も、燕尾服とステッキを持ち歩く姿はそのまま誠実さあふれる執事のそれ。ウエンツとの歌の場面では、美声と軽やかなステップも披露。バーティを見つめる眼差しの温かさで、里見らしいジーヴス像を表現した。

楽曲はキャッチーで耳馴染みのいいメロディばかりだが、1970年代に初演された作品だけにシンプルでもある。その分、歌や芝居のリズムが少しでも乱れれば、本作のもつ懐かしい“ミュージカルらしさ”が消えてしまう可能性も。高橋や樹里、モトら舞台経験の豊富なキャスト陣が頼もしく支える一方で、嬉しい誤算だったのが、なだぎ武(米国人の御曹司サイラス)、エハラマサヒロ(オノリアに恋するビンゴ)、つぶやきシロー(マデリンの恋人ガッシー)のお笑い芸人勢だ。3人ともミュージカル経験があるとはいえ、実に達者な歌声と絶妙な芝居の“間”で舞台を盛り上げる。

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