かたや草食系の妻に肉食系のダンナ、かたや草食系のダンナに肉食系の妻。ふた組の夫婦がひょんなことから相手を入れ違え、タイプが似ている同士で意気投合、しかも一夜を共にしてしまい…。人気脚本家、岡田惠和が初戯曲を書き下ろし、堤幸彦が演出を務める注目の舞台『スタンド・バイ・ユー ~家庭内再婚~』が1月12日に開幕した。ふた組の夫婦のうち、“草食系妻・肉食系夫”ペアの藤沢夫妻に扮するのはミムラと戸次重幸。初日を目前に控えた1月上旬、ふたりに見どころと心境を聞いた。
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稽古場の状況を尋ねると、息もぴったりに「本当に楽しい!」という言葉が返ってきた。「毎日毎日、堤さんから“小ネタ”が5つずつくらい増やされていくんですよ。それにどう対応していくかというのをみんなが楽しみながらやっています」(戸次)、「大きな流れや感情面のことも少しは出ますが、基本小ネタですよね(笑)。
堤監督は、あまりにご自分が毎日違うことを追加していくので、台本に書き込みをするのに12色の色鉛筆を使っていらっしゃるんです」(ミムラ)。
そう話すミムラは実はこれが初舞台。「もともといつか舞台をやりたいと思っていたんです。