とにかく巧くてカッコ良かった」と語るのは、辻本。「共演するようになって感じるのは、彼が進化し続けていること。『また巧くなるんだ!そういう巧さがあるんだ!?』と驚嘆します。僕のレッスンも受けに来てくれるんです」
TAKAYUKIを「初めて観たのは約15年前」と振り返るのは、TATSUO。「コンテストで『それ、ストリートダンス?』っていう、明らかに他の人と違うスタイルで優勝したりして。発想がユニークだし、それを自分の身体で表現できる技術もセンスも持っています」。そのTAKAYUKIは辻本にとって「10年近く前、ダンススタジオでのパフォーマンスを観て、僕から声をかけた」相手。「生で見ても映像と同じくらい迫力がある人はなかなかいないんですが、彼はCGかと思う瞬間があって。
空間を凝縮できるダンサーです」
そして、辻本は、TAKAYUKIいわく「人間的にもダンスとしてもつかみどころがない」存在。「常に予想を裏切った動きをする。トリッキーで、でもバレエをやっていたからか身体の線がすごくきれい。不思議な魅力をもったダンサーです」。一方、TATSUOは辻本を「ひねくれ方にもセンスがある」と評する。「トモの踊りは何回も観ているけれど、あの踊りのために何を考えているか、その思想に興味があって。