くらし情報『春のクラシックシーンの風物詩、華やかに開幕』

2016年3月17日 19:15

春のクラシックシーンの風物詩、華やかに開幕

日伊国交樹立150周年記念リッカルド・ムーティ指揮日伊国交樹立150周年記念オーケストラ公演より写真提供:東京・春・音楽祭実行委員会/撮影:青柳聡

日伊国交樹立150周年記念リッカルド・ムーティ指揮日伊国交樹立150周年記念オーケストラ公演より写真提供:東京・春・音楽祭実行委員会/撮影:青柳聡


毎年春の訪れとともにやってくる「東京・春・音楽祭」が3月16日、東京文化会館での「日伊国交樹立150周年記念オーケストラ」公演で華やかに幕を開けた。

リッカルド・ムーティが率いるのは、日本とイタリアの若い奏者たちの合同オーケストラ。7月にはイタリアのラヴェンナ音楽祭にも出演する。若い息吹がそのまま伝わってくるようなストレートな音楽表現が小気味いい。

開演前にはセレモニーも執り行なわれるなど、音楽祭初日に日伊友好が重なって祝賀ムード満載なのだが、公演の中身はお祭り気分ではなかった。前半のヴェルディ・オペラ名曲集は、しばしばカットされる《マクベス》のバレエ・シーンの音楽をはじめ、《ナブッコ》の1幕の合唱や《アッティラ》のバスのアリアなど、随所にただならぬこだわりを感じさせる選曲眼。そして後半は、日本では滅多に上演されないであろうボーイトの歌劇《メフィストーフェレ》のプロローグまるごとというエッジの効いたプログラム。さすがムーティ。
130人編成の東京オペラシンガーズの迫力は圧倒的。

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