2017年11月7日 09:30
松雪泰子出演舞台開幕「どこまでネリーの精神を体現できるか」
開幕直前会見の場にて、演出を手掛けたマリーは「お客様には詩的な表現や、インスピレーションを受けるということなど、様々なことを考えて、闇ではなく光を持ち帰って頂けたらと考えています」と、観客にメッセージを送った。
死の魅力にとりつかれているという“影の部屋の女”を担う松雪は「どこまで私達がネリーの精神を体現できるか、というところで緊張感を持って初日に臨みたい」と意気込みを述べ、記者から、女性の内面を表現している本作の男性視点での楽しみ方について問われると、「女ってこんなこと感じながら生きてるんだ、ということをただただ感じながら、観て頂ければ」と語った。「はっとしたり驚くこともあるかと思いますが、女性は本当に強く美しいので、それを感じて頂けたらと思います」(松雪)
また、非常に幼くして死んだ姉の存在にとりつかれ、家族の絆と血縁のことを語り続ける“血の部屋の女”となる霧矢は、「ネリーの心の闇、怒りや悲しみや苦しみを表現することは自分自身の闇に向き合う事にもなります。初日を迎える今でさえも、それが怖いと感じていますが、お客様の力を借りて、それをパワーに変えて、素晴しいキャストの皆様とネリーの世界を伝えていけたらと思います」