2018年4月4日 16:40
鈴木明子が語る梅棒「ダンスで大笑いしたのは初めて」
これほどまでに計算されたものがあることは、稽古を見て知れたことでした」
梅棒との出会いはミュージカル『エリザベート』。トートダンサーとして出演していた楢木和也の演技がきっかけで公演に足を運んだ。「いきなり『なんで今まで知らなかったんだろう』って感じで。ダンスを観て大笑いすることは今までなかったので。きれいだなとか美しいなっていうような…それしか知識がなかったのに、あんなに笑えて、でもすごいって思える。表現の中でも“笑い”って1番ハードルが高いものだと感じているのですが、その笑いを、しかも緩急をつけて、ストーリーにできるのは、梅棒の魅力だと思います」
そんな梅棒に、鈴木だからこそ感じるものもある。「いいものをやった後の“次”ってすごく難しいんですよね。観る人のハードルも上がるし、周りだってもっと期待する。
普通のものでは絶対満足してもらえないだろうっていうプレッシャーは相当ですよね。それを常に更新するって、新しいマインドも入ってないとできないし。でも変えない芯の部分もあるだろうし。そういう部分で純粋に表現者として尊敬しますし、本当に伊藤さんの頭の中はどうなってるんだろうっていつも思います(笑)」