くらし情報『美輪明宏の『毛皮のマリー』に失われたものを見る』

2018年12月26日 18:00

美輪明宏の『毛皮のマリー』に失われたものを見る

美輪明宏 撮影:御堂義乗

美輪明宏 撮影:御堂義


美輪明宏演出・主演の舞台『毛皮のマリー』が3年ぶりに上演される。寺山修司が美輪のために書いた伝説の舞台である。その寺山の世界を伝えようとする美輪の情熱は今も変わらない。キャストオーディションからこだわり抜き、世の不条理を妖しく哀しく届ける。

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『毛皮のマリー』は、男娼とその息子の物語である。寺山に台本を渡されたときから美輪は、そこに寺山自身と母の関係を重ねたのではないかと看破していた。「寺山ハツさんは、まさしく無償の愛で息子を愛したお母さんでした。ですから私は、その母性の本質を演じればいいと思ったんです。それで、映画で言えば、『ジェニイの家』のフランソワーズ・ロゼー、『母の瞳』のケーテ・ドルシュ、それから、ドイツ映画で活躍したツァラ-・レアンダーの雰囲気や、日本の田中絹代さんの母親像などミックスして、この“毛皮のマリー”と呼ばれる男娼を作り上げました」。

そんなマリーに愛されるのが美少年の欣也だ。籠の鳥のようにマリーの愛の中に閉じ込められている。そして、マリーに尽くし続ける下男、欣也に取り付く美少女、逞しき名もない水夫など、次々と現れる人物たちが、この夜の奇妙さを見せていく。

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